土方先生クリニックコースの課題曲が決定しました!
▼ボーカル
レディー・ガガ/ブルーノ・マーズ「Die With A Smile」
https://www.qobuz.com/jp-ja/album/die-with-a-smile-bruno-mars-lady-gaga/re9sk8ff6fjzb
(聞きどころ)
人気女性ポップアーティストのレディー・ガガとブルーノ・マーズがコラボした話題の楽曲。
イントロのコーラスは、左右に広がり、透明感のある響きを表現したい。ブルーノ・マーズの伸びやかな歌い回しは、口元の動きが感じられるよう、前方向への飛び出しとリアルさを両立させたい。
続いて演奏されるベースは、ローレンジまでしっかり伸ばしつつ、鈍重にならないバランスを意識することが重要。その後に入る ドラムスのアタックも聞きどころで、特に立ち上がりの速さと弾力感 をしっかり捉えたい。
楽曲の中盤からは レディ・ガガが参加するが、意外にもブルーノ・マーズと彼女の声の質感が近いため、それぞれの個性を明確に描き分けることが求められる。さらに、二人が同時に発声する場面では、ダイナミクスの違いを表現 それぞれの歌い回しと存在感を際立たせたい。
▼クラシック
ロサンジェルス・フィルハーモニック/グスターボ・ドゥダメル/マリア・ドゥエニャス
アルバム「オルティス:レボルシオン・ディアマンティナ」から、トラック1「Altar de cuerda: I. Morisco chilango」
(Ortiz: Revolución Diamantina)」
https://www.qobuz.com/jp-ja/album/gabriela-ortiz-revolucion-diamantina-los-angeles-philharmonic-gustavo-dudamel-and-maria-duenas/kot317yv6ggkb
(聞きどころ)
グスターボ・ドゥダメルが指揮するロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団とヴァイオリニストのマリア・ドゥエニャスが、現代メキシコを代表する作曲家、ガブリエラ・オルティスの楽曲を演奏する。
本作を含むアルバムは、2025年(第67回)グラミー賞の「オーケストラ演奏賞」を受賞した。近年のグラミー賞は、音質の優れた作品でなければ受賞が難しいと感じているが、本楽曲もその基準を満たす癖のない録音だ。冒頭から響くドゥエニャスのヴァイオリンは張り詰めた緊張感を漂わせ、ドゥダメル率いるオーケストラがそれをさらに際立たせる。派手な抑揚だけで盛り上げるのではなく、メロディと緊張感が交錯するこの楽曲は、表現の難しさが際立つ。
その魅力を最大限に引き出すには、微細なニュアンスを描く弱音部の静寂感や、突如として湧き上がるクレッシェンドの迫力、ヴァイオリンの繊細な表現力が重要だ。さらに、時折存在感を示す打楽器のアタックも聴きどころのひとつである。