土方先生より課題曲のコメントをいただきました!

<土方先生よりコメントをいただきました。>

アーティスト ヒラリー・ハーン アルバム  エクリプス  人気ヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンの最新アルバム。イントロの弦の質感は透明感を出しながらも神経質になりすぎないように。協奏曲ということでソリストの質感と共にオーケストラの表現力がポイントとなる、例えば15秒付近からは抑揚表現への追従性と分解能がわかるし、31秒付近からさらに盛り上がるが、ここではコントラバスをはじめとした低域楽器のリアリティと適度な重量感が求められる。サウンドステージについては、ソリストのヴァイオリンは響きも含め左右に広がっておりその位置関係の提示が大切。オーケストラは並行なサウンドステージに加え、レイヤー状に重なる各楽器の奥行きが出せたらベストだ。スタンダードな協奏曲なので、まずはソースに忠実な帯域バランスとねじれの無いサウンドステージを表現してほしい。

 

  https://www.e-onkyo.com/music/album/uml00028948623976/ (https://www.e-onkyo.com/music/album/uml00028948623976/)    

 

 アーティスト 石川紅奈 アルバム  Kurena Jazzの名門ヴァーブレーベルも認めたベーシスト&ヴォーカリスト、石川紅奈のデビューアルバムがからの1曲。本楽曲は録音も良いが、アーティスト自身が演奏する重量感たっぷりのベースとボーカルの両面が聴きどころ。イントロから流れるベースは大きめな音量で録音されているチャレンジングな音源で、重心の低さ、弦を弾く弾力感、リアルさ、音階表現という4つのポイントを表現したい。ボーカルの音像はリアルだが、サウンドステージに対する余韻の表現は見逃せないポイントとなる。透明感のある声質表現は大きな聴かせどころ。ベースとボーカルという限定された世界観の中でアーティスト感情が伝わってきたら最高だ。