小林氏・井上氏・石田氏から課題曲のコメントをいただきました。

<小林先生よりコメントをいただきました。>
「「Live」はR・クロフォード(vo)J・サンプル(p)S・ガッド(ds)J・サンプルの息子N・サンプル(b)が2008年に慣行した欧州ツアー時に幾つかのホールで演奏した楽曲を収録したライヴ盤。課題曲はクルセイダーズが1979年に大ヒットさせた作品「ストリート・ライフ」タイトル曲でジャズ的なアプローチの演奏が聴ける。またピアノトリオ+ヴォーカルというシンプルな編成だが高密度で厚みのあるサウンドが構築されている。S・ガッドのキックドラムは重心が低く音圧感がリアルで切れが良くブラッシュワークも絶妙。R・クロフォードはソウルフルなヴォーカルを聴かせJ・サンプルのファンキーでありながらリリカルなタッチを感じさせるピアノの音色も自然な響きがえられている。N・サンプルのグルーヴ感のあるベースを聴かせている。」
 
<井上先生よりコメントをいただきました。>
今回の課題曲はどちらも簡単なものなので、普通によく聴こえるように調整すれば大きな問題はないと思います。ただどういう内容なのかわからないといけないので、概要を含めてお伝えしておきます。
ピアノは舘野 泉さんの最新録音ですが、ご存じのとおり脳梗塞のため左手だけになってしまってからかなりの歳月が流れました。この曲も舘野さんのために左手用にアレンジされた作品ですが、意外に低音から高域まで広い音域を使って聴き応えのある内容に仕上がっています。一般によくあるような歌謡曲をピアノで弾いたカラオケレベルのものとはわけが違うので、しっかりしたタッチと十分なダイナミックレンジで明瞭に鳴らしてほしいものです。
オーケストラはハイドンの代表的な交響曲ですが、もともと大スケールの作品ではないうえにこの演奏は古楽器を使った当時のままのスタイルになっているので、大音量で聴かせるようなものでないことに注意してください。ポイントは鮮度の高さで、大変高鮮度で瑞々しい録音なのが特徴です。確か17人程度の小編成でのアンサンブルですから、大ホールで聴くような音とは違ってもっときめ細かく緻密なのが魅力になっています。バランスよくこもりのない音に仕上げてください。
 
<石田先生よりコメントをいただきました。>
基準曲がようやく決まりました。1曲は坂本龍一&デヴィッド・シルビアンの「Forbidden Colours」。高橋幸宏、鮎川誠、坂本龍一と、リアルタイムで聴いていたミュージシャンが立て続けに亡くなって落ち込んでいるんですが
音源と良いオーディオがあれば、いつまでも残りますよね。だからあえて坂本龍一が元気な頃の古い曲を選びました。戦場のメリークリスマスのメロディに歌詞をつけてデビッド・シルビアンが歌っています。戦場のメリークリスマスのサントラがオノセイゲンのリマスターで出ています。
もう1曲はロドリゴ・イ・ガブリエラの「Terracentric」にします。最近、新作が出たんですがハイレゾが見当たらないので、前作のMettavolutionの曲です。ライブのラストでもやっているんですが、音的にはスタジオ盤のほうが良さそうなので。こちらは、取り付けがしっかりしていないと破綻しそうなので、楽しみです(笑)